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40.「やっぱりダンディは最高である」

 先日僕はダンディハウスにお願いして、背中のもみだしを本格的に始めてもらった。

 やはり気持ちいい。

 おなかのもみ出しが快感で、体の脂肪を搾り出される感覚がまた素晴らしい。

 4ヶ月ぶりの京都店は、こころなしか前回訪れたときよりきれいになっていた気がした。

  

 ドアを開けると5月にはいなかった男性エステティシャンが元気良く出迎えてくれた。

 今回は会員証を忘れずに出し、少し話をした後、更衣室でいつものように着替え技術を受ける事になった。

 普段男性のエステティシャンと話す機会がなく、技術を受けるのは初めてであったので新鮮な気分がした。

 彼は銀座店より送られた僕のカルテを熱心に読んで、これまでの様子をいろいろと聞いてくれた。

 やはり僕がお酒、とりわけビールを飲んでいることがカルテに書いてあるのは気になったらしく、そのことについていろいろと聞かれた。

 僕は自分がお酒を止めてまでやせたいと考えているわけではなく、むしろ現状維持と体質改善が目的で、そのために長期戦覚悟の上で特別会員になったことを話した。

 僕の話を聞いた彼は納得してくれたものの、もったいないという表情をしたように思えた。

 又、銀座店や上大岡店で最近異動がひんぱんにあることを話したところ、近いうちに新しい店舗が出来るのでそのために人が必要であり、それを踏まえた上で各店に均等に技術者を配置しなければいけないのでどうしても異動が多くなると事情を話してくれた。

  前回もそう感じたが、京都店はお客さんに対しての指導やカウンセリングが熱心である。

 今回も隣にいたデブコースのお客さんに対して技術中にいろいろと指導をされていた。

 前回これだけ落ちて今回この体重だから、次回はこの日に来てくれて来月までに目標を達成しましょうなどとこと細かく指導をしているのが聞こえた。

 すごくお客さんを励ましているというか、ハッパかけている様子がうかがえた。

  その話を聞いていて、正直なところ自分とは若干の温度差があると感じていた。もちろん僕に対してはそういうことを言わなかったし、僕の目的というか取り組み方を聞いてそれにあわせた対応をしてくれたので問題はなかった。

 ただ思ったのはエステティシャンからしてみると、僕のようにとにかくやせたいというわけではない者に対しては少し戸惑いがあるだろうなということである。

 目的に向かって、とにかくお互い一生懸命がんばりましょうというのであれば何も問題はない。

 しかし僕の場合はエステティシャンが指導する上で、一番避けるべきと考えるお酒を止めたくないので(もちろんむやみやたらに飲むことはしなくなったが)、どうやって効果を上げていくかを考えるのは結構大変なんじゃないかと思った。

 一番効果的かつ基本的な手段を使えないのだからもどかしいだろうし、たしかに“手のかかる会員”になるわけである。

 普段銀座や上大岡のエステティシャンはこんな僕にあわせて一生懸命やってくれているのでそれに慣れて余り感じなかったが、たまに違う店に行くと新鮮な気分になれると共に、普段考えないことも考えてしまうのである。

  

 うれしいことに4ヶ月ぶりの訪問にもかかわらず、前回技術を行ってくれたエステティシャンが僕のことを覚えてくれていた。

 いつもながらみなさんの記憶の良さには感心してしまう。

 今回はマッスルトレーニングを途中でギブアップすることもなく、おなかと背中のもみだしにリフレクソロジーまでしっかりやってもらった。

  “今度来たときは是非カスターをやりましょう”と言ってもらい二度目の京都店を後にした僕は、やはり前回教えてもらったラーメン屋に行き久しぶりにそのおいしさを味わった。  

  

39.京都へ

  “この人に技術を受けたい”と気に入ったエステティシャンがどこか別の店に行ってしまった場合、その人を追いかけてたまにその店に行くのは客からすると望む事である。

 Kさんの異動を知った僕に対してYさんが“デブ様はKさんがいなくなったらもう上大岡店に来ないんじゃないですか?”と聞いてきた。

 

 僕は一瞬つまりつつも(笑)、“そんな事はないですよ”と答えた。もちろん引き続きKさんの技術を受けたい気持ちはあるが、上大岡店に通うようになって以来HさんやYさんにも世話になっているわけだし、店自体への愛着も多少は感じていた。

 その時僕は、以前Kさんにヒーリングテラピーを受けながら“もし私が異動しても引き続き上大岡店に通ってもらって、たまには私に会いに来てくれればいいですよ。”といわれたのを思い出したが、実際そんな気持ちであった。

  しばらくして新しい店長が来てあいさつをしてくれた。

 関西出身の人で、話を聞いていてもなかなか面白い人である。

 当日は台風もこようかという大雨と雷の日だったこともあるが、話題は僕の体重や食生活の事などはいっさい聞かずにお天気の事と無事に家に帰れるだろうかということに集中していた。

 ただ聞いてみると今までもこの店長は1〜2ヶ月単位でひんぱんに異動しているということなので、いつまでお世話になれるかは何とも言えなそうであった。

  僕はこれからも銀座店をメインに上大岡店にも通うつもりである。

 とはいうものの、やはりKさんの技術やありがたいお話(?)は捨てがたいし、遠くてもたまにはAさんの元気な姿もみたい。

 さらにはYさんが戻ってきたとはいえ横浜店にも一度行ってみたい。

 そういえば他にも…。こんなことばかり言ってると週2回のハウス通いではとてもじゃないが回数が足りない(苦笑)。

 そして実は今度の週末に5月以来の帰省をする僕は、これまたもう一度行きたいと思っていた京都店に久しぶりに行くことにしたのである。

38.ハウスで会った知人

 家についた僕はとるものもとりあえず近所のジムに行った。

 

 思ったより体重は増えていなかった。

 ホッとするとともに旅行中の汗を流しすっきりした僕は、お土産を渡そうと思っていつものお好み焼き屋に行ったが運悪く満席だった。

 ところが家に戻った僕にすぐお店から電話があり、席が空いたよという連絡かと思いきやママさんが今日は店を早くあがるから一緒にご飯を食べに行こうとの話であった。

 悪魔の誘いとはこういうことをいうのである(苦笑)。

 ホイホイと引っ張られた僕はしばらく食べていなかった近くのすし屋に誘い、何ということか豚骨ラーメンにはしごをしてしまった。

  

 次の日上大岡で体重を見た僕は、こんなことばかりしていちゃどうしようもないと、泣く泣く自分にペナルティーを与え“豚骨ラーメン”に行くのをやめることにした。

 しかし僕はここに書いたのを少し後悔している。

 言わなきゃ誰にもわからないのに…(苦笑)。

 なにせ大好きな他ならぬラーメンのことである。本当にやめられるだろうか?

 もしダンディハウスの中で知り合いに会って、くるまれているあられもない姿を見られたらどうしよう?。

 これまでも漠然と考えた事がないわけではないし、恥ずかしいというか気分のいいものではないだろうと想像していた。

 姿を見られる事もそうだが、こんなところ(失礼)に通っていることが知られることも気になるだろうし…もっとも、これは相手も同じ条件であるから興味半分に言われることはないだろうが…。

 結構小心者なのである(苦笑)

 はじめてのダンディハウスでの知人との対面は予想もしない偶然の出来事だった。

 知っている人と言えるのだろうか…。同じ大学出身で同じ会社に同期で入ったといえば結構な知り合いのように聞こえるが、なにせ大学時代は全然付き合いがなく入社直後の大学出身者の飲み会で一度会っただけの人で、それ以来13年ぶりの再会であった。

 それでも、横のベッドにいるときからどこかで見た事のある人だなという気はしていて、会話を続けるうちにその人とわかったのだから自分の記憶力も大したものである(笑)。

 でも、ダンディハウスで会っていなければ彼だと気がつかなかったと思う。

 ひんぱんにエステティシャンは会話の中でお互いの名前を呼んでくれるわけだし、いろいろと話をするのが聞こえるのでその内容からもしかしたらと気がついたわけだし…。本当に貴重な経験をさせてもらったと思うし、彼とはこれからもダンディハウスで会うたびにいろいろな話が出来るんじゃないかと期待している。

 その夜僕はこの再会に少し興奮しつつ、こんなケースではなく例えば会社の同じ部の人などもっとよく知っている人と偶然会ったらどうだろうと考えてみた。

 ダンディハウスで会う場合、他の場所で会う時と違うのは、僕にとって一番ありがちな“じゃ、帰りに一杯いきましょうか?”ということがやりたくても出来ないのである(もっとも、何のためにハウスに来ているかを考えると相手も付き合うとは思えないが(笑)…)。

 だからダンディハウスという共通の話題ができても、これをきっかけに付き合いがさらに深まるという事は無さそうに思えた。

 お互いの成果を聞いても、比べ合って競争するというより自分は自分のやり方でという感じになって余り意味ないだろうし、ましてやエステティシャンの誰がいいとか情報交換をしても仕方ない(笑)。

 又、普段エステティシャンとはバカな事を話していることが多いようで、結構その中にプライベートな話を交えることもあるのでそれを聞かれるのもなんかいやだし、かといって話題を選ぶようだと今一つリラックスできないし…。

 そう考えると、あんまり知っている人と会うのもどうかなと思えてきた。

 プライベート(になれる)サロンでありつづけるほうがいいと思った僕である。

37.LAS VEGASに行こう
  銀座店でクギをさされて反省した僕は31日に聖地ラスベガスに向かった。

 最初の機内食からして、余りお腹のすいていない時間に出てきて無理やり食べた感じだったので、今後の向こうでの食生活を考えると少し不安になった僕だった。

 飛行機の中ではほとんど眠れなかったが無事ラスベガスに着き、カジノのある巨大なホテルが立ち並ぶ街並みを見た瞬間、なんともいえない嬉しさがこみ上げてきた。

  

  カジノは24時間営業であり、ホテルの1階にいろいろなゲームが並んでいる。

  

 ちょうど日本のホテルの場合だとロビーにいろいろとゲームが置いてあって、皆がそこで遊んでいると想像してもらうとわかりやすい。

 そして大事なのは、ゲームをしている限り飲み物はアルコールも含めて全てタダと言うことである。

 しかもゲームをしているところまで持ってきてくれるのである(ただし持ってきてくれるカクテルガールに渡す1ドルのチップは必要である)。

 好きな事をとことんやれて、しかも飲み物はただ…僕がいかに幸せであるか理解してもらえると思う(笑)。

 食事はどこのカジノでもほとんど同じだが、バフェというバイキング形式のレストランになっている。

 つまり食べ放題である。

  

 そのほかにも和洋中のレストランがあり、24時間営業のカフェやファストフードのお店が並んでいる。

 つまり、いつでも食べようと思えば何かしら食べられるのである。したがって、文字通り時を忘れてゲームに没頭できるのである。

  このような場所で、僕はカジノにいる間予想通りビールを一日中飲んでしまった。

 そして一度頼んでしまうと、なくなった頃を見計らって再度同じカクテルガールが注文を取りにくるのである。

 ついつい飲み過ぎてしまう僕は、小さなビンではあるが1日10本くらいは飲んでいただろうか…せめてもの気遣いとして、カロリーの少ないバドワイザーのライトビールを飲んでいたが。

  そしてお腹がすいたらバフェにいくのである。

 ここで僕は少し気を使った。

 牛肉を取らず、海老や鶏肉と野菜を食べ過ぎないように少しずつ取った。

 なんのことはない、アメリカで食べた牛肉は硬いばかりで余りおいしくないからであるが…。

 そして部屋に帰るとバスタブに熱いお湯を入れてゆっくりつかり、少しでも汗を出すようにした。

 そんなこんなで、ビールはともかくそれほど食べ過ぎたという気はしなかった。

  しかしである。滞在して三日目、中華料理屋に入り香港焼きそばというものを注文した僕はその量の多さにびっくりした。

 日本でも中華料理はボリュームのある店が結構あるが、ここはアメリカである。

 日本で注文するそれに比べゆうに2倍はあった。

 しかも具も豊富でおいしいのである。

 

 食べても食べても減らないような気がしたが、半分以上残すのはいくらなんでも作った人に対して失礼だと、こんなときにかぎって余計な(?)気を使ってしまいなんとか4分の3を食べた。

 食べ終えた瞬間、ズボンが苦しくなっていたのがはっきりとわかった。

 もちろんデブ1/2は飲んだが、“OH MY GOODNESS!!”という感じである。

  しかし、カジノでの時間はやはり何物にも代え難いひとときであった。

 幸いな事に去年同様お土産代くらいは勝つことが出来てホッとした僕は、思いきり後ろ髪をひかれながら無事帰路についたのであった。

 今度来たときにはゲームばかりではなく必ずホテルにあるSPA(ジムやエステがある)に行ったりのんびりしようと思いながら…。

 さすがに帰りの機内食は無理して食べなかった。

 1週間も体重計に乗っていないのも久しぶりである。家に帰ったら、まずジムに行ってサウナだな…と思いながらほとんど徹夜状態だった僕は眠りに吸い込まれた。

36.私がデブになるパターン(2)

 体重計の数字は77.3kgをさしていた。

 もう一度乗ってみてもそれは変わらなかった。

 “やってしもた!!”そう思った瞬間、僕の脳裏に何人かのエステティシャンがよろけている光景がよぎった。

 僕は普段の食生活をエステティシャンより多少言われようが、結果を出していれば問題ないと思っていたし,押さえているところは最低限わきまえている(あくまで自分では)つもりだった。

 それだけにこの数字は自分でもつらいものがあった。

 サウナで何とか1kg落とした僕だったが、その日のハウスでは体重計に乗った僕を見て予想通りよろけているNさんを前に神妙にしているしかなかった(苦笑)。

 

 旅行前に油断したとか、ついつい食べ過ぎたとか言われるかもしれないが、これでも火曜日以外はいつもの食生活とそんなに違うわけではなかった。

 反省していますといいながら、なぜこんなに増えてしまったのか自分で考えてみた。

 水曜日と土曜日にハウスに行く事が多い僕は、ここしばらくは土曜日の技術後が1週間の中で一番体重が軽くなる時であった。

 そのときを0とすると
  日曜日:+2
  月曜日:+1.5
  火曜日:+1.5
  水曜日:(技術後)+0.5
  木曜日:+1.5
  金曜日:(不明:帰宅が遅いため測れず)

 という感じでローテーションしていた。

 とにかくハウスに行った翌日の体重の増加が激しく、翌日以降少しづつ落ちて行き、金曜日は以前にも書いたように必ずお酒を飲むにもかかわらず土曜日には戻っているのである。

 このパターンからすれば火曜日から水曜日には普段でも+1.5kgは増えているのであるが、今回は火曜日の広豚麺がさらに影響しているのは間違いなかった。

 さらに良く考えてみると、もう一つ理由が見つかった。

 汚い話だが、月曜日も遅くなった僕は日曜日の夜からお風呂に入っていなかった。

 つまり汗を出す機会がなかったのである。

 僕は最近特に汗を出す機会を確保するため、夜勤のとき以外はほとんど毎日ジムや銭湯のサウナに入っていた。

 ダンディハウスの会報にもやせるためには排出する事が必要であり、便・尿・汗・CO2を正しく出す事が大事と書いてあった気がする。

 特に僕は普段から水分を多く取っているため、ハウスのサウナに入った時の汗のかき方からしてみても汗を出さないと1〜2kgくらいすぐに水太りするだろうと想像できた。

  ラスベガスに行って食べ過ぎたらどうしようと思っていたのに、行く前に少しいましめられたというかクギをさされてしまった。

 せっかくの機会なのでラスベガスでは無理に食事やアルコールを制限するつもりはなかったが、今後のために定期的に汗を出すことの重要性を改めて感じるとともに、ラーメンとの付き合い方を考えなければと少し反省した。

 「ダンディハウス」は、1986年に営業を開始した日本で最初の男性専用エステティックサロンです。「男性の美容」というと、ただもの珍しげな目で見られていた時代に、「男性も美しくあるべき」という考えを主張したエステティック界のパイオニアです。ダンディハウスの持つ高度な技術力によって、メンズエステのイメージを作り上げて来ました。昨今の男性が求めている「美」、「健康」、そして「癒し」を最高の形で実現できるサロンであることは、全サロンISO9001の認証取得(一部店舗除く)で対外的にも実証され、数多くのメディア等でも常に高い評価で紹介されています。
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